注文住宅 福岡県篠栗町H邸
選んだ理由は、デザイン、質、コストのバランスの良さ。
ご主人 37歳 / 奥様 37歳 / お子さん・長女4歳・次女1歳
ホームシアター、無垢の床板、デッキ。要望が実現した住まいになりました。
デッキが広いですね! 子どもたちも楽しいでしょうねぇ。
晴れた日はデッキで子どもたちが遊び回っていますよ。長女はここで飛ばすしゃぼん玉がお気に入りですね。縁側にしようかとか、庭を作ろうかとか、いろいろ考えたんですが、最終的にデッキにして良かったです。土地が少し高台になっていますし、この先が行き止まりで人や車もあまり通りませんので、人の目線も気にしなくていいんですよ。土地も一緒に依頼して、土地のご担当者の方から何十カ所と連れて行ってもらいました。最終的にこの土地が見つかったんですが、いい場所を探してもらったなと思っています。
リビングの床板が広めですね。色も深くて素敵です。無垢材ですか?
はい、ウォールナットという木材です。この無垢板は最初から使いたいと考えていました。もともと持っていた家具もダークな色合いのものが多かったので、しっくりと似合って良かったです。おかげで買い替える家具も少なくて済みました。階段にもウォールナットを使いたかったのですが、設計士さんから「角がどうしても弱い」というアドバイスをいただき、合板にしました。でも板の色目を合わせていただいたので、一見、違う板のようには見えません。玄関から2階に上がるときには、必ずリビングを通るようにしました。けれど、暖房、空調の風が逃げないようにしたかったので、扉をつけました。開き戸は場所を取りますし、荷物を持っているときなどは何かと不便なので、扉はすべて引き戸です。
棚に収納されているのはブルーレイですか? たくさんお持ちなんですね。
(ご主人)私は映画が好きで、WOWOWなどで放映される映画をブルーレイによく録画するんです。実はリビングはホームシアターにもなっているんですよ。テレビの前にスクリーンが降りてきます。ホームシアターを作ることも最初の要望の1つでした。マキハウスは過去にホームシアターのお店と一緒に空間づくりをされていたということで、設計士さんに直接やりとりしてもらって希望を叶えてもらいました。テレビとブルーレイの台は造り付けの家具です。ホームシアターの機械を将来買い替える場合のサイズなども考えて造ってもらいました。配線を見えないように隠してほしいというのは妻の要望で…。
(奥様)スピーカーやプレイヤーなどの配線が床に這うのがいやだったんですよね。埃がたまってお掃除も大変ですし。全部すっきりと隠してもらったので、とてもお掃除が楽ですよ。
(ご主人)ブルーレイの棚のもう片面には本を収納しています。主に、建築やインテリア関係の本ですね。家建てることになって、いろんな雑誌を買い集めて調べたんですよ。本の収納についても、「こういう雑誌がこのぐらいの量あります」と伝えていたら、ちょうど収納できる棚を設計してくださいました。隠すスペース、ディスプレイするスぺース、と両方作ったこともインテリア的に良かったですね。
観葉植物が気持ちいいですね。室内の雰囲気にすごく合っています。
(奥様)みなさん、そうおっしゃってくださるんですよ。緑がいいですねって。植物は全部主人が管理しているんです。私がやると枯そうな気がして、手をつけないでいます(笑)
(ご主人)緑が美しいのも、最終的に家がいいってことになるんです(笑)。以前の住まいにも観葉植物は置いていましたが、「新しい家にはこういう緑が合うんじゃないか」と雑誌などで調べて、いくつか買い足しました。この家では緑がさらに生き生きしているように思えます。
動線の良い、玄関、家事室、キッチン。雰囲気を変えた和室に感じる「余裕」。
キッチンの床はタイルなんですね。
(奥様)洗はい、やはり水ハネのことを考えて。冬場寒いときにも家事が楽にできるように、床暖房を入れています。対面キッチンで、料理をしながら子どもを見ることができるのはやっぱりいいなぁと思いますね。以前の住まいも対面キッチンではあったんですが、少しだけ壁があってリビングが見えにくかったんですよね。お友達を呼んだときなどもすごくいいです。みんなでわいわいやっているときに、一人キッチンに立つと、どこか孤独感を感じてしまってたのですが、このキッチンではそれがなくなりましたね。
キッチンの隣が洗面所、脱衣所。ここもまた広いですねぇ。
家族みんなでお風呂に入りたいと思って、みんなで脱衣所にいても苦しくないようにしてほしいというのが要望の1つでもありました。洗面台も大きめのもので、家族並んで歯が磨けますよ。収納は造り付けで、タオルや家族の下着はここに収納しています。アイロンをかけるスペースも造っていただきました。洗濯物は、この家事室内に部屋干しもできるんですよ。玄関は、来客用の上がり口と、家族用の上がり口、両方作ったのですが、この家事室は家族用の玄関に直接行けるようになっています。玄関にはシューズクローゼットだけでなく、洋服を収納するクローゼットも造っていただき、収納力は抜群です。子どもたちの洋服はほとんどここに収納しています。夫婦の部屋着も収納していますので、2階の寝室にわざわざ着替えに上がる必要はないんですよ。動線はほんとに便利です。
玄関、家事室から和室へとつながるんですね。
(ご主人)ゆくゆく親と一緒に住む可能性も考えて和室を造りました。プロの仕事だなぁと感心したのが、和室へのアプローチ。「和室に行くとき、雰囲気を変えましょうか」と言われて、ちょっとしたアプローチを作ってくださったんです。設計段階ではその場所は「路地」という名前になっていました。家の中に路地があるというのがなんとも不思議で。どこか余裕を感じさせる空間なんですよね。うちに遊びに来た人が「こんな空間があったんだ」って、みんなびっくりするんです。素人では思いつかない斬新なアイデアですよね。最初そこに設計士さんから「玉砂利を敷きたい」と提案されて、「それはいいですね!」と私は乗っかろうとしたんですが…。
(奥様)子どもがまだ小さいし、口に入れたりするかもしれないと、玉砂利案は私が反対しました(笑)。
コストダウンの方法を教えてくれた。 「本当にいい家を造りたい」という思いの表れ。
打ち合わせはいかがでしたか?
打ち合わせ、本当に楽しかったです! 「どんなのが上がってくるかな」ってわくわくしていました。注文住宅は、めんどくさがりな人には無理かもしれませんね。でも、家づくりを楽しみたい人にはぴったりだと思います。私たちも素人なりに考えて要望を言うのですが、そうすると設計士さんが、プロとして、機能などを考えたプランを考えてくださり、要望が実現していく。そんなやりとりも楽しかったです。室内の壁についてもそうでしたね。私たちは塗り壁にしたいと思っていたのですが、やはりコストがかかるのであきらめていたんです。でもネットで調べたら、簡単にローラーでやれるものがあるとわかり、それを設計士さんに伝えたら、調べてくださって、「その素材よりもこっちの素材がいいですよ」と教えてくださいました。設計士さんの「床も壁も、家全体をいいものでやってしまうと、コストがかかりすぎますよ」というアドバイスを受け、じゃあ、家族でいちばん長く過ごすリビングと寝室には力を入れて、他の部屋はクロスと合板にしようかと。といっても、クロスも合板も高級感があって、一見違いがわからないような素材を選んでくださいました。
ご両親の反対などはありませんでしたか?
(ご主人)実は、妻の父が建築士の資格を持っていて、「今風の家」というに抵抗あったみたいなんです。そんなとき、設計士さんはじめ他の担当者の方が、プロとして技術的なことなどを父に説明をしてくださったんですよ。本当にありがたかったですね。
(奥様)心配だったんでしょうね。でも、父の言うことにちゃんと耳を傾けてくださって、おかげで父も納得しました。父は私たちを超えて、現場監督さんに電話かけたり、工事中頻繁に見に行ったり(笑)。「みんなの家」という家造りの映画がありましたよね。まさにあんな感じでした。御社のみなさんが快く対応してくださって、本当に感謝しています。
2階は大きな個室がありますね。何畳くらいあるんですか?
12〜3畳はあるでしょうか。ここは将来子ども部屋にする予定です。いま子どもは2人ですが、3人目も考えています。この部屋を仕切って、3つに分けても1人4帖なので、それで十分かなと。2階のバルコニーには、寝室と子ども部屋の両方から出られるようになっています。バルコニーに格子状の屋根をつけてもらったんですが、「下から見上げたときに、屋根が格子状になっているとかっこいいですよ」と設計士さんから言われ、そうしました。設計時には全然ピンときてなかったんですが、実際に建って、下から見ると、「ほんとだ、かっこいいなぁ」と。
「家展」で見るのは、実際に住む、等身大の家。一般的なモデルハウスにはない魅力があります。
これから家を建てようかなと思っている人へアドバイスを。
私たちはもともと家で過ごすのが好きでしたので、家を建てるなら、じっくり考えて「心地いい家」を造ろうと思っていました。人生でいちばん高い買い物をするわけですから、せっかくならいい家に住みたいですよね。一般的な建売住宅では満足できなくて、ある程度のこだわりやレベルを求めている人にこそおすすめしたいですね。それと、家展をたくさん見に行かれるといいと思います。通常のハウスメーカーも展示場がありますが、ただのモデルハウスで、実際に住まう家ではないんですよね。その点、家展は、自分たちと同じ年代の人や、感覚が似ている人たちや、そういった等身大の人たちが、実際に建てて住む家なんです。同じ目線の家を観て、「こういうところに収納を造れるんだ」とか、「こんな間取りがあるんだ」とか、そういったことを感じてほしいですね。私たちもそういうことをじかに感じたことがいい家づくりにつながったと思います。
家展はずいぶん見に行かれたんですか。
はい、相当見に行きましたね。その説明の中で、「この家はここにはこだわっていますが、別のところではコストを落としているんですよ」などということを赤裸々に教えてもらえるんです。外壁なども、人から見られる壁はコストの高いものを使って、あまり見られないところには低コストの壁を使っていたり、けれど、見た目は違和感ない壁を使う、というような。そういうコストダウンのやり方を教えていただきました。ちゃんとした家造りをしている会社で、信用できるなと思いました。やはり最初は「こんな家にしたい!」という理想があって、でも予算もあるので、どうしても削っていく作業をしなければなりません。どこに力を入れて、どこを抜くか。それって本当は面白くないことかもしれませんが、御社との家づくりでは、「削る作業の面白さ」も感じましたね。
評価していただいてありがとうございます。
(ご主人)いまホームページでお客様の声が出ていますよね。実際に住んでいる方の情報は、いまから家を建てる人にとってとても参考になると思います。私たちの家の話も、そういった方々の参考になればいいなと思っています。それに、建ててしまったら、急にさみしくなってしまって(笑)。
(奥様)ほんとに楽しかったんです。打ち合わせ終わったとき、「え、もう終わり?」って(笑)。
(ご主人)そういう意味でも、今日の取材はすごくうれしかったんですよ。少し前には、ご担当者の方が、家を建てるかどうか迷っているというご夫婦を連れてお見えになったことがありました。「うちでよければ、どうぞどうぞ!」という感じでしたね。そうして声をかけていただくのもうれしかったです。
家づくり、本当に楽しんでくださったんですね。
(奥様)家を建てるのは本当に楽しいです。もう一つ楽しかったのが、上棟式での「餅まき」。大げさかな、とも思いましたが、餅まきをしたんです。どこから聞きつけたのか、近所の方々がいっぱい集まってきてくれました。そのとき私はちょうど妊娠中でつわりの時期。すごく具合が悪かったんですが、餅まきしているときはもう楽しくて、楽しくて。気持ち良かったですよ! 具合の悪さがふっとんでいました。終わったらまた気持ちが悪くなったんですけどね(笑)。
(ご主人)写真やブルーレイにも残しているんですよ。本当にいい思い出になりました。家を建てることはもちろん、さらに餅まきするなんて、一生に一度のことだと思います。家を建てるときには、ぜひ、餅まきをやってください!(笑)