注文住宅 福岡県太宰府市A邸
注文住宅の自由度が高く、本音で話してくれるので信頼できました。
夫 33歳 / 妻 31歳 / お子さん・長女 3歳・長男 1歳
家を買うなら一戸建てがいい。どうせ建てるなら注文住宅がいい。
「家を買うなら一戸建てがいい」と思っていました。
(奥様)以前は2LDKの賃貸マンション。新しい建物だったんですけど、3階建てでエレベーターがなく、階段を上らなくてはいけなくて。子どもが生まれて、持ち物も多くなったんで、子ども抱えて荷物持って3階へ上るのはきつかったですね。それとやっぱり狭かったです。収納も少なかったですし。
(ご主人)夫婦とも「家を買うなら一戸建てがいい」と思っていました。実家もお互い一戸建てで、やっぱり土があるところがいいなと。庭は絶対欲しかったです。どうせならこだわって建てたかったので、最初から注文住宅にしようと考えていました。
(奥様)特に主人がこだわりが強くて(笑)。家づくりが始まったら生き生きと取り組んでいましたよ。主人ほどではありませんが、私にもこだわりがありました。子どもがまだ小さいので、キッチンからリビングや和室など、家の中を見渡せるようにしたかったですね。もう1つは、家の中を明るくしたいということ。家の南側が遊歩道で、外からの視線を避けるために南側には大きい窓はつけられないので、どうなるかなと心配したんですが、庭をL字にしてもらって解決しました。
(ご主人)最初はパティオ式のプランが上がってきたよね。これだと閉じる感じになるので、「もっと開放的にしたい」と設計士さんにお伝えしたら、L字型のプランが上がってきて。
(奥様)外からの目線も気にならず、家の中も明るいです。逆に遊歩道の緑がたくさん見えて気持ちいいですよ。遊歩道は桜並木になっていて、春は満開の桜を眺めることができます。キッチンに立ったときにちょうど見えるんですよ。窓の位置を決めるときも景観を考慮してくださいました。
欲しかったのは、庭、車庫、書斎。その他、細かい部分にもこだわりました。
ご夫婦の意見が合わないこともあったんですか?
(ご主人)家展見て、「ここはいいね」「あれもいいね」と話すんですが、最終的に意見がまとまらないまま、家づくりに入っていきました。打ち合わせをしていくうちに、設計士さんがいろいろとアドバイスしてくださったおかげでやっと決まっていったという感じですかね。特に意見が食い違ったのは、和室のスペース。私は要らないと思っていたんですが、妻は要るって言うんです(笑)。
(奥様)お客様が来たときに泊まってもらう部屋になりますよね。それに子どもが小さいうちは、そこでお昼寝もできますし。子どもの様子を2階まで見に行くのは大変ですから。
(ご主人)私はリビングにスペースを割いた方がいいなぁと思っていたんです。でも、今は和室を造って良かったと思っています(笑)。
玄関のデザインが素敵ですね。デッキもいい感じです。
(奥様)この斜めに切り込んだ形は設計士さんのアイデアなんですよ。最初、外側には木を張ろうとしたんですが、コストが高くなるということだったので、ガルバリウム鋼板にしました。
(ご主人)木を張るのはあきらめたんですけど、この形は面白いと思ったので、残してもらいました。その他の外壁は塗り壁にしました。それとやっぱり庭は造りたかったですね。庭でバーベキューをしたくて(笑)。まだ子どもが小さいので実現していませんが、もう少し大きくなったらぜひやりたいですね。
(奥様)庭造りはまだ途中ですが、手入れは私がやっています。本当は植物育てるのは苦手なんですけど・・・。
(ご主人)そうなんです。妻はサボテンを枯らした実績もあるんで、最初は心配してました(笑)。でも、予想以上にがんばってくれていて、この間帰ってきたら、庭の土の色が変わっていて。どうしたの?と聞いたら、土を掘り返して、除草シートを敷いたって言うんです。ひとりで。
(奥様)雑草がすぐに生えてくるんですよ。
(ご主人)庭いじりは今後の楽しみの1つです。パクチーが好きなので、いつかパクチーを植えたいなとか考えています。
その他、ご主人がこだわった部分は?
(ご主人)書斎は絶対欲しかったですね。机を置いて、そこでゆっくり本を読んだりできたらいいなぁと思っていました。2階の南側で、とても眺めがいいですよ。夫婦共用で使っています。
(奥様)造り付けてもらった大容量の本棚には、夫婦ともに好きな漫画を含め、家中の本すべてを収納しています。
(ご主人)もう一つはバイク用ガレージですね。バイクは一時的に手放していますが、妻の許しが出ればまた乗りたいと思っています。今はバイクがないので物置になっていますが、私は来たるべき時に備えて「ガレージ」と呼んでいます。でも妻はかたくなに「物置」と呼んでいますので、今後、話し合いが必要かもしれませんね(笑)。
キッチンの使い勝手はいかがですか?
(奥様)とても広くて使いやすいです。キッチンハウスのキッチンなんですが、料理がしやすくなりました。キッチンの高さにはちょっと悩みました。夫婦で身長差が30cm以上あるので、どの高さを選ぼうかと。
(ご主人)私は洗い物担当で。私は高い方がいいけれど、妻は低い方がいいし、で迷った挙句、3段階のうち真ん中の高さを選びました。
(奥様)キッチンバック収納は半分隠して半分出すようにしました。全部隠すのは使いにくいかなと。
(ご主人)キッチンに2人で立っても楽々ですね。以前のマンションのキッチンは狭くて、身体がぶつかっていましたからね。お風呂も体をゆっくり伸ばせるものが欲しくて、最初は特注にしたいと思ったのですが、やはりコストがかさむので、妻から却下されました(笑)。
もう1回建てるなら、やっぱり注文住宅かな。
リビングと階段は分けているんですね。
(奥様)最近ではリビングに階段がある家が多いみたいですね。見た目はかっこいいんですけど、子どもが小さいうちはリビングの隣の和室で寝起きしますので、それだと階段の上り下りの音が気になるかな、と。私、音に敏感で、静かじゃないと眠れないんです。それから、空気が上に抜けてしまって寒いというデメリットもありますので、リビングと階段は離すことにしました。おかげでリビングは広々と取れたのではないかと思います。入居してもうすぐ1年になりますが、そんなに冷房をガンガンかけなくても夏は涼しかったです。玄関入ったらひんやりするんですよ。断熱効果が高いんだなと思いました。床暖房は入れてないんですが、床を無垢材にしたせいか、冬場もそんなに寒さを感じることはありませんでした。
(ご主人)床板はバーチという無垢材です。無垢はさわり心地がいいですね。優しい感じのナチュラルな色合いで、できるだけ木目のないものを選びました。
家づくりはやはりたいへんでしたか?
(奥様)打ち合わせはかなり密にしましたね。決まるまで4か月くらいかかったんじゃないかな。
(ご主人)「決めていく」ことがきつかったですね(笑)。1つの部材について調べて、細かく考えるんだけど、なかなか決めきれないんですよ。こだわって考えても、何も気にしなくても、できあがりに大差はないのかもしれませんけど、いったん気にし出したら、調べないと気持ち悪いんです。
(奥様)スイッチとドアノブの位置関係を一生懸命調べたり(笑)。
(ご主人)そうそう。スイッチとドアノブは、たぶん使いやすいくらいの高さになっているんでしょうけれど、じゃあ同じ高さじゃないのはなぜだろう?とか。こだわっているんじゃなく、細かいだけなんです(笑)。
(奥様)床板なんかも候補を何色か選んでみるんですが、サンプルが小さくてなかなかイメージができないんですよね。完成イメージを画像で作ってもらったりもしましたが、実際に張ったものとは違ってきますし。光の具合とかでも変わってきますね。
(ご主人)そういうことを決めていくのが本当にたいへんでした。いっそカーサキューブみたいにある程度パッケージ化された家の方がいいかなと思うこともありましたよ。
(奥様)だけど、注文住宅は同じものがない。一軒しかない私たちの家だしね。
(ご主人)たぶん、もう一回家を建てることができるとしても、また注文住宅を建てるでしょうね(笑)。この家で勉強したことを次に生かしたいですね。それでも100%満足はしないんだろうなぁ。
当社との家づくりはどうでしたか?
(ご主人)自由度が高いなと思いました。まさに注文住宅ですね。まず私たちの要望を聞いてくれて、じっくり話して、そしていろいろと調べてきてくれました。的確なアドバイスもくださいましたね。それと、本音で話してくれるんですよ。「こうしたい」と言ったことに対して、「それはやめたほうがいいです」と、プロの設計士としての意見をはっきりおっしゃるんです。そこが信頼できましたね。
(奥様)コストだけで考えれば魅力のある住宅メーカーはたくさんありましたけど、御社は構造面もデザイン面もきちんと考えてくださっていると思います。
(ご主人)実は、打ち合わせ段階の途中で、他の住宅メーカーで建てるという選択肢を検討したこともあったんです。でも、比べるとやっぱり違うな、と。「なんでここがこうなってるの? 違うんじゃない?」と、細かい部分にもいろいろ気づいたりして(笑)。全く納得できなかったんです。構造、使い勝手、デザイン、価格、それをバランス良く実現する家を造っているので、こちらで家を建てて良かったと思います。